子どもの頃の話

バイクに憧れていた子どもの頃のことをふと思い出したので、そのことについてお話ししたいと思います。
私が子どもの頃、まだそんなにバイクというのは一般的な乗り物ではありませんでした。特に私が育った田舎では女性がバイクに乗るということは少なくとも私の周りではあまり見ることができなかったように思います。
バイクと言えば、ちょっと不良の男の子たちがいきがって乗る物、というイメージが強かったのです。ところが、そんな私のイメージをくつがえすようなテレビ番組がありました。それがアメリカの海外ドラマです。
私の母が大好きで良く見ていたドラマの再放送の中で女性がバイクに颯爽と乗っている姿がよく登場してきました。それは探偵ものの大人気ドラマでした。「チャーリーズエンジェル」というタイトルで、母が子どもの頃にお茶の間の人気だったのだとか。
その中で主人公である3人の美女たちが犯人を追いかけたり、どこかから脱出したりするときにバイクに乗るのです。その姿はいずれも凛々しくて本当にかっこよいと思いました。もちろん、その頃は私はまだ子どもでしたから、自分がそんな風にしてバイクに乗ることになるだろうなんて思いも寄りませんでした。ただ、何となくカッコイイという印象しか持つことはなかったのです。
それが、後に女性の先輩がバイクに乗っている姿に憧れることにつながっていくのでしょう。
私はバイクが好きだと当時はまったく思っていませんでした。ただ、何かしらスピードのあるものに興味があったのは確かです。とにかく速く動きたい、素速く移動したいという気持ちが強かったのです。性格的にせっかちだったからなのかもしれません。すぐに結果を出したい、スピードを出してすぐに目的地に着きたい、そういう気持ちで物事を進めている子どもでした。そのことが将来的にバイクを乗ることになるのでしょう。
いずれにせよ、女性がバイクに乗ることも楽しみを私はテレビを通して知りました。今でも私はしばしば「チャーリーズエンジェル」で金髪の髪の長い女性スパイがバイクにまたがっている姿を思い出すことができます。そして、時には、自分自身がそんなドラマの一員にでもなっているのではないかと思いながらバイクに乗っている時があります。もちろん、そんなのは気のせいなことは良くわかっているのですが、それもまた私のバイク好きに拍車をかけているのでしょう。
これからもバイクに乗るたびに、何となくそんな私の子ども心をわくわくとさせてくれたアメリカのドラマのことを思い出すことになるでしょう。

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