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暖機運転とならし運転の重要性

バイクのマフラー

暖機運転と慣らし運転の必要性について

暖機運転と慣らし運転という言葉はあまり聞き慣れない言葉かもしれませんが、バイクを運転するライダーにとっては、非常に重要で知っておく必要性があります。
今回はこの暖機運転とならし運転についてみなさんにご紹介させていただきます。

まずは暖機運転と慣らし運転ですが、どちらも非常に重要であるという認識を持っていて下さい。
暖機運転ですが、こちらはエンジンオイルを円滑に循環させたり、スムーズに動かすために必要な方法です。

少し分かりにくいですが、エンジンを稼働させる時にいかに負荷をかけずに回転数を上げずに運転するかによって、その後のバイクの寿命が変わってくるということです。
また、最近ではこの暖機運転をする必要性がないバイクも出回り始めています。
それは、インジェクション方式と呼ばれるバイクですが、このインジェクション方式であってもエンジン不調などを引き起こす可能性がゼロではありませんので、やはり暖機運転は必要になります。

そして、慣らし運転ですが、慣らし運転は新車購入時に必要な方法です。
新車購入時は言うまでもなく、全ての部品やエンジンが新品です。

新品であっても実際に市場に出る前には一通りのテストが行われますが、金属同士を確実に噛み合わせる為には、ある程度のテストが必要ですので、これが慣らし運転というわけです。
この慣らし運転を行わずにバイク走行を行ってしまうと、暖機運転と同様にバイクの寿命が縮まってしまいますので、必ず慣らし運転は行った方が良いのです。

実際に実践する方法とは?

それでは実際にこの暖機運転と慣らし運転を実践する方法ですが、まずは暖機運転からご紹介します。
暖機運転はまず、エンリッチナーを引き出してからエンジンをかけ、エンジンオイルを循環させます。

エンジンが人肌程度に温まったらエンリッチナーを戻し、バイク走行を始めます。
もし、暖機運転が難しい状況の場合であれば、アイドリング状態で30秒程度放置することでも同様の効果が得られますので、実践してみて下さい。

そして慣らし運転の実践方法ですが、まず急スタートや急ストップを避けて走ることがマストです。
更に最初の1000キロ程度は最高速度を80キロとし、走行させることが重要で、エンジンの回転数は最高回転数の半分くらいまでを上限として下さい。

まとめ

暖機運転と慣らし運転は、どんなバイクであっても基本的には行ってほしい方法です。
方法自体も決して面倒な方法ではありません。
自分のバイクの寿命が短くて良いという人はいないと思いますので、寿命を延ばす為にもこの暖機運転と慣らし運転を行い、少しでも長く愛車とツーリングなどを楽しんで下さい。