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日本の道100選に認定されている日光いろは坂

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いろは坂の絶景ルートを走るツーリング

北関東の中で最も有名なツーリングスポットといえばやはり「いろは坂」でしょう。
日本の道100選にも認定され、日光に続くルートとなることでも有名です。
ドライブでいろは坂を訪れる人も多く、もちろんライダーたちにも人気のいろは坂は、その名の通りワインディングを楽しめます。
アップダウンとワインディングを楽しめる箇所は実に48か所、いろは坂の由来を聞くまでもない、ツーリングに最高な場所なのです。

ワインディングを堪能できるほかにも、いろは坂は季節によって変わる景色も見どころの一つとなっています。
標高差440m、16㎞の間にはそこかしこに展望を楽しめるスポットが点在、春には新緑、秋には山の色が赤く変化する紅葉を楽しめるのです。

実は1200年以上前のルートと同じ

その昔、奈良時代に山岳信仰によって開拓された古道は、のちに整備され現在の下り線、第一いろは坂となっています。
きれいに舗装された道路となっていますが、その道の元は奈良時代に作られたものです。
つまり、奈良時代と同じルートにのり走ることができる歴史深い道路といえます。

1200年以上前といえば、世界遺産に認定された紀伊半島の熊野古道よりも古く、ライダーとして一度は走っておきたい有名ないろは坂は、実に貴重な道路なのです。
初心者の方にとって緊張の絶えない道となりますが、美しい景色と歴史を感じながら走ることができる日本屈指の名ロードとなります。

九十九折りの道が連続するいろは坂

いろは坂は他の道路とちょっと違う面を持っています。
いろは坂は上りの第二いろは坂と、下りの第一いろは坂、完全に分離されている道路です。

行きも帰りも九十九折、ワインディングとアップダウンの連続となりますが、上りと下りでルートが違うので違う景色を楽しめる道路となります。
新緑や紅葉を楽しめる季節になると、バイク以外、ドライブを楽しむ人や観光客が多くなり、各所で渋滞も発生しますが、この美しい景色は一度見てほしいです。

紅葉の季節、第二いろは坂の黒髪平展望台からは真っ赤に染まる山々の圧倒的な景色が見られます。
まさしく、燃えるようなという表現がぴったりの景色です。

いろは坂定番といわれている登り線、第二いろは坂の明知平からは中禅寺湖と華厳の滝という贅沢なコラボレーションが見られます。
秋にいけば真っ赤に紅葉する山々と中禅寺湖、激しい流れを見せる華厳の滝という、日本屈指の景色を堪能できるでしょう。

群馬県側に向かう途中には戦場ヶ原があり、高層湿原の景色も楽しめます。
戦場ヶ原の湿原に生える植物が高揚し、地面が真っ赤に染まるさまは絶景です。
ただし、12月中旬から翌年4月までは金精峠は通行止めとなります。